京の特集No.4

時代をめぐる京の旅

いとをかし 平安コース
イラスト-紫式部
大覚寺(嵯峨御所)~大沢池~千代の古道~広沢池~鳴滝~福王子神社~仁和寺(御室御所)
夢のまた夢 安土・桃山コース
イラスト-秀吉
智積院~養源院~太閤塀~耳塚~豊国神社~方広寺~
繁栄と混沌 室町コース
イラスト-足利義満
相国寺~花の御所(室町通)~本法寺~上御霊神社(応仁の乱勃発地)
燃ゆる想い 江戸コース
イラスト-土方歳三
二条城~二条陣屋~壬生寺~島原~西本願寺
平安、室町、安土桃山、江戸と千年にわたる都として
繁栄し続けてきた町、京都。時を超えて、いま目の前に現れる
歴史絵巻が旅の思い出をより色濃いものにしてくれます。
市内マップ


京の大路小路 -その歴史と展開-

京都は、方格型(碁盤の目)の整然とした都市である。この都市の原型は、今から1200年前の平安京に計画的につくられた。東西約4.5キロ、南北約5.2キロの壮大な都城である。

この都城には、東西に13本の大路、26本の小路が通貫しており、南北には11本の大路、22本の小路が走っていた。つまり平安京域内には大路24本、小路48本が縦横に通貫して「条坊制」という、ブロック方式のシステムがつくられ、京域内の情報ネットワークがつくられていたのである。

しかし、平安京も200年も経過すると、しだいに変化を余儀なくされ、その規格が崩れてきた。とくに中世の室町時代以降になると、大路・小路の整然たる姿は失われた。道路がしだいにスリムになってきたのである。道路がスリムになると、近隣感が強く生まれるようになってきた。そのことが近隣の自治意識を高めはじめたのである。大路・小路をはさんで両側が「町内」として意識されはじめた。もちろん、ところによって片側だけで「町内」が出来るところもある。この動きが今日まで続く「町内会」の再編成である。この道路を中心とした「町内」の再編はさらに安土桃山時代、江戸時代を通じても行われている。なかでも路地までも含む、大路・小路の縮小再編は、京都にまた新しい道の美しさと、京町家の個性的な展開をみせることになる。

森谷 尅久(武庫川女子大学 教授)

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