京の特集No.1

新撰組足跡マップ

幕末の京都を舞台に活躍した、勇者の集団・新選組。
“倒幕”という時代の波にもまれて散った、彼らの武勇談は今も人々の胸を熱くさせる。
そんな潔く生きた若者達の足跡を辿るべく、縁の深い史跡を辿ってみよう。

八木邸
池田屋騒動之址碑
御香宮神社
西本願寺
角屋
嵐山周辺西陣周辺御所周辺岡崎周辺
長岡天神周辺
壬生周辺
伏見周辺
祇園周辺
東福寺周辺
伏見周辺

都大路に風塵を舞い上げ駆ける一団があった。壬生浪人の新選組である。ダンダラ羽織は忠臣蔵スタイル、長刀を帯び肩で風きる姿に都人は一応に眉をひそめた。

新選組が文久3年(1863)2月23日、浪士組の一員として入洛し草履を解いたのが京の町家だった。

新選組四天王のひとり永倉新八の手記には「旅宿は壬生村前川荘司宅となる。鵜殿鳩翁殿は南部亀二郎宅、御目付、御取締、御取調役の三役と清河八郎は新徳寺本堂、八木源之丞宅の離れ座敷に芹沢鴨の組下が入り、近藤勇たちも同じ宿で、全員が謹んで宿泊した」

新選組は前川、八木両邸といった町家に屯所を構え、昼夜を問わず市中巡羅し将軍が上洛するとその警護を務めた。

池田屋事件でも手記には「策をめぐらす長州の志士たちは身を変じて四条あたりの町家にかくれているという」

勤王志士と新選組の激闘がうなぎの寝床の町家からきこえて来るようだ。

今、その京の町家がよみがえる。

木村 幸比古(霊山歴史館学芸課長)

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