足利義満 相国寺〜花の御所(室町通)〜本法寺〜上御霊神社(応仁の乱勃発地) 室町コース

花の御所跡
写真4:花の御所跡
 私の名は足利義満、誰もが目を細めてうっとりする、あのまばゆいばかりの金閣寺を作った室町第3代将軍ですぞ。1338年、私の祖父・足利尊氏が征夷大将軍になって室町幕府を開きました。鎌倉から約150年ぶりに京都に政権が戻ったのです。今日はこの時代のとっておきスポットを案内して差し上げましょう。
 まずは相国寺へ参りましょう。私が10年の歳月をかけ、町の者たちが「都の檜も杉も尽き果てた」と嘆いたほど大量の木材をもちいて建てた堂々たる伽藍が並ぶ臨済宗の寺で、京都五山の第2位(第1位は祖父・尊氏の天龍寺)として隆盛を極めました。東寺五重塔の2倍、109メートルもの高さの七重塔があったのですが、残念なことに落雷で焼けてしまいました。伽藍も度重なる火災で焼失したのですが、最大最古を誇る法堂はのちに豊臣秀頼が再建したとのこと。「鳴き龍」と呼ばれる天井の狩野光信作「蟠龍図」は見ておいた方がよいですぞ。
本法寺
写真5:本法寺
 相国寺から烏丸通に出て西側の一帯には私の大邸宅「花の御所(写真4)」があったのですが、これも火災で焼けてしまいました。花の御所に思いを馳せながら、さらに西へと参りましょう。茶道表千家の不審菴を経て裏千家今日庵のすぐそばに室町時代、町衆の絶大な支持を受けた日蓮宗の寺・本法寺(写真5)があります。三巴の庭は本阿弥光悦作で名勝に指定されており、必見ですぞ。墓地には本阿弥一族や長谷川等伯の墓もあります。
応仁の乱勃発の碑
写真6:応仁の乱勃発の碑
 本法寺から再び東へ進み、烏丸通をこえてつきあたると上御霊神社に到着します。ここは、平安京遷都の際非業の死を遂げた早良親王などが祀られる御霊信仰の社。御霊信仰とは怨霊を鎮めることで平穏の訪れを願うものです。西の鳥居横に石碑(写真6)が立っていますが、ここで第8代将軍義政の跡継ぎ問題からあの応仁の乱が勃発したのです。この戦火で京の街のほとんどが焼き尽くされてしまったのですが、この戦乱がなければいまの京都の景色はまた違ったものになっていたでしょう・・・。そろそろ門前の唐板でも食べて帰るとしましょう。

地図

【相国寺】●京都市上京区今出川通烏丸東入相国寺門前町701 075-231-0301 10:00〜16:00 800円
【本法寺】●京都市上京区小川通寺ノ内上ル本法寺前町617 075-441-7997 10:00〜16:00 500円

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