和泉式部イラスト
和泉式部コース

錦天満宮(菅原道真)〜誠心院(和泉式部寺)〜誓願寺(歌舞の菩薩となって出現)〜矢田地蔵(小野篁)〜六角堂

花の御所跡
写真10:誠心院
 街中を歩くコースを案内いたします。まずは京都の土産物店が建ち並ぶ新京極通りへ。錦市場のある錦小路と交わる場所に錦天満宮があります。平安中期、藤原氏が隆盛してきた中で登用され、右大臣にまで出世した菅原道真を祀っています。境内の錦の水は錦市場を支える良質の水がこんこんと涌き出でています。夏はひんやりと冷たく、冬はほんのり温かみのある水を汲みに来るひとが後を絶ちません。
花の御所跡
写真11:扇塚
 そこから北へ少し上ると私が開基となっている誠心院(写真10)に到着です。私のために中宮彰子様が藤原道長様に頼んで小御堂を建ててくださったのが起こりです。境内の北側には私のお墓もありますのでよろしければ参拝してみてくださいね。
 さらに北へいくと広場になっており、右手には誓願寺が建っています。門をくぐると右手に扇塚(写真11)があります。
花の御所跡
写真12:六角堂
これは世阿弥作と伝えられている謡曲「誓願寺」において、一遍上人と私が誓願寺の縁起と霊験を物語る際に、私が歌舞の菩薩となって現れたため、のちに舞踊家の間で私に対する信仰が広まったのです。現在でも芸事の上達を祈願して扇子を奉納される舞踊家も多いですよ。
 さらに誓願寺を出るとmovix京都を右手にみながら三条通に突き当たります。ここから寺町通を北へいくと矢田地蔵があります。ここは平安時代の学者であり、あの世とこの世を行き来できたという伝説を持つ小野篁が、信仰していた満慶上人を、地獄の閻魔大王に引き合わせた際に、上人が地獄でみた地蔵菩薩の姿を彫らせたのが始まりです。お盆の日になると京都では珍皇寺の迎え鐘で先祖を迎えて、矢田寺の送り鐘であの世へ送るともいわれています。
 最後は恋愛歌人と呼ばれた私からのお勧めスポット、六角堂(写真12)です。明治時代の近代建築の宝庫、三条通りを西へ進んで、平安時代以前からの歴史をもつ六角堂にお参りしたら、是非お堂の前にある六角柳(ろっかくやなぎ)にて縁を結んでみてくださいね。

地図

【誠心院】●京都市中京区新京極通六角下ル中筋町487 075-221-6331 境内自由
【誓願寺】●京都市中京区新京極通三条下ル桜之町453 075-221-0958 境内自由
【六角堂】●京都市中京区六角通烏丸東入ル 075-221-2686(池坊総務所) 境内自由

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