祗園の舞妓さんと歩く祗園めぐり  京都らしさを感じる雅なところいうたら祗園どす。これからうち(祗園の舞妓)が暮らすこの街をご案内して参りましょ。四条通の一筋北「白川南通」は清らかな白川の流れに沿って続く道どす。
巽橋
写真【7】
町家に石畳、桜や柳の木々…とどこを見ても絵になる風景でカメラを構えはる人の姿もたくさん見られます。通りに立つ歌碑は祗園を愛した歌人・吉井勇先生のもの。毎年11月8日の“かにかくに祭”はここで行われるんどす。この白川南通は桜の名所で、春になるとライトアップもしてはりますが、普段でも川沿いの飲食店さんの窓からほのかに明かりが漏れて、それはそれは情緒満点どす。
辰巳大明神
写真【8】
巽橋(写真【7】)のたもとにある辰巳大明神(写真【8】)は地元の守り神様として、また芸事の上達にご利益のある神様として信仰され、うちもお姉さんたちとよくお参りさしてもろてます。ここから四条通へ行く時はお茶屋さんが軒を連ねる「切り通し」を歩いておくれやす。歩いているだけで花街の風情をじゅうぶん感じてもらえると思いますえ。四条通を南に渡って「花見小路」へと入りましょ。紅殻格子のお茶屋さん、町家の料理屋さんが道の両側に並んで、夜ともなると提灯に明かりが灯ってきれいどすえ。京都に春を告げる“都をどり”は祇園甲部歌舞練場でやらしてもろてます。華やかで夢のような舞台をお客様に見ていただきたいと思おて、うちらも日頃のお稽古に励んどります。
安井金比羅宮“縁切り縁結び碑いし”
写真【9】
 最後は縁切り・縁結びの神様として信仰される安井金比羅宮へお参りに行きましょか。境内にある“縁切り縁結び碑(いし)”(写真【9】)は悪縁を切って、良縁を願う碑どす。白いお札がたくさん貼ってあるのがご覧いただけるでしょ。絵馬館には古い絵馬や著名人が描いた絵馬もあり、これもなかなかおもしろおす。祗園は花街として栄えた伝統と、おもてなしの心が受け継がれている街どす。京都に来てくれはるお客様にはぜひともこの街に足を運んでもらいたいと思おとります。
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